装具で固定しておく理由

ばね指になってしまうと、腱や靭帯性腱鞘の炎症を抑えるために、安静が重要です。患部の痛みを抑えるために、低周波治療や、半導体レーザー治療を行い、まず痛みや腫れの症状を軽減させます。一般的に半導体レーザーを5分ほどレーザー照射すると鎮痛剤や湿布の処方によって痛みを抑えます。

痛みが激しいときは、ステロイド剤を患部に直接注射して炎症を抑える場合もあります。1回の注射で患部の炎症が治まる場合もあります。

しかし、日常生活で指を動かさないようにするのは難しく、無意識のうちに動かしてしまいがちです。できるだけ、ばね指の症状がある手は使わないようにしましょう。特に、寝ている間は意志ではどうすることもできないので、そう具で固定することをお勧めします。

しかし、痛みが強い方、どうしても仕事で両手を使ってしまう人は、痛みが収まるまでは夜だけでなく、日中も装具をつけて固定するのをお勧めします。

自分に合った物を着用する

装具は、患者さんの手に合わせて作られます。それに、指によって稼働域が異なるので、指ごとにそれぞれに合ったものを作ります。

特に人差し指は稼働域が大きいので、T字型の指に巻きつける形では固定が十分でないため、に、手のひらから手の甲に巻きつける形で補強し、マジックバンドで固定します。

だいたい痛みが収まるまで、1ヶ月くらい固定するのをお勧めします。固定療法で痛みが軽減したら、関節の動きをスムーズにし、指の動きを良くするために、痛くない方の手で、ばね指の患部のストレッチを行いましょう。

但し、ストレッチの開始は意志の指示に従いましょう。また、無理をすると炎症が悪化してしまいますので、ストレッチは痛みの無い範囲で行いましょう。